インプラントとは、歯の抜けたところにインプラント(人工歯根)を埋め込み、それを土台に人工の歯をとりつける方法です。 埋め込まれたインプラントは、骨と結合してしっかりと固定されるので、噛みごこちも外観も天然の歯とほとんど変わりません。 またインプラントは両隣の歯を削ることがないので、健康な歯へ 負担をかけることはありません。 |
●従来の治療法:部分入れ歯
針金の止め具などに違和感を感じる。
かたいものが安心して食べられない。 ●インプラント: インプラントは止め具などを使わないため、 口の中に違和感を感じません。 しっかり固定されており、かたいものを食べても安心です。 |
●従来の治療法:総入れ歯 ガタツキがあると安心して食事ができない。 入れ歯安定剤を使っても人前で外れる心配がある。 ●インプラント: 自分の歯のようなしっかりした噛みごこちで、 おいしく食事ができます。 入れ歯のように外れる心配もありません。 |
※ 総入れ歯の場合、あごの骨がやせて入れ歯が合わなくなることがあります。 ●インプラント: 入れ歯の支えにインプラントを使うことで、入れ歯が外れたり ガタつくことがなくなり、口元に安心感が持てます。 |
上顎骨の内部には上顎洞と呼ばれる大きな空洞があります。 この空洞は様々な要因により、拡大する傾向を持っています。 さらに歯がなくなると歯槽骨も吸収しますので、上顎においては歯槽骨側と上顎洞側から 骨吸収が進行することも少なくないのです。 上顎洞底挙上術とは、膨らんできた上顎洞に移植骨や骨補填材、最近ではインプラントの 本体を一部挿入し、上顎洞の底部分を押し上げる技術です。
【1】
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歯がなくなると、歯槽骨の吸収が進行します。 |
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【2】 | 歯槽骨の骨量が少なくなると、図のように必要なインプラントが埋入できなくなリます。 |
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【3】 | 歯槽骨の薄い部分の上顎洞底部に 移植骨や骨補填材を填入します。 この時、インプラントを同時に埋入する場合と、インプラントは骨の造成が完了してから行う場合とがあります。 骨があまリにも薄い場含は、インプラントの固定ができないので、後者の方法を選択します。 |
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【4】 | インプラントが生着したら、人工の歯(上部構造)を製作し装着します。 |
歯槽骨が充分な場合はよいのですが、不十分な時に行う手法です。 サイナスリフトとの大きな違いは、サイナスリフトはシュナイダー膜(上顎洞と歯槽骨の間の粘膜)を洞底部から剥離して挙上して歯槽骨を確保します。 ソケットリフトは上顎洞のインプラントを埋込む穴の奥に、将来、骨になる物質を入れ、少しずつシュナイダー膜を押し上げていき、それが完全に骨になるのを待って、 インプラントを埋込むという点が大きく異なります。 ソケットリフトという治療方法は、上顎洞粘膜(シュナイダー粘膜)の挙上量3mm 程度と言われており、応用範囲の少ない方法です。また、ある面盲目的に行う外科手技で、うまくいったかどうか(メンブレンが破れたりしていないか、骨補填材等が上顎洞内にもれていないか等)実際に目で確認することができないので経験と技術の要する大変難しい方法です。
【Step1】 | 骨の量が少ないとインプラントが突き出てしまいます。 |
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【Step2】 | 骨になる物質を入れ少しずつ上顎洞粘膜を上げていきます。 | |
【Step3】 | 骨になる物質を入れ少しずつ上顎洞粘膜を上げていきインプラントの挿入が可能になります。 |
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